ドリームポニーは詐欺か、Amazon規約違反をマニュアルにしたFCの仕組みを検算する

説明を読んでいて、ふと気づいたことがあります。

株式会社DREAM PONY(ドリームポニー)という会社があります。公式サイトを見ると、BUYMAやAmazonを使った物販のフランチャイズを展開している会社です。副業としても始められる、在宅でできる、専任のサポートがつく。そんな紹介がされています。

ただ、この会社名を検索すると、候補に「詐欺」「怪しい」という言葉が並びます。なぜそうなるのか。本当にそうなのか。契約の前に知っておきたいと思って、公式の説明と外部の声を並べて見てみました。

見ていくうちに、少しずつ引っかかる部分が出てきました。説明の密度に差があることです。売上の話をしている部分はとても具体的なのに、リスクや費用の内訳、うまくいかなかった人の声については書かれていないか、曖昧になっています。

この記事では、公式が出している情報と、知恵袋や外部ブログに集まっている声を並べて、契約の前に確認しておきたいことを整理していきます。判断するのはあなた自身です。わたしはただ、自分が引っかかった部分を言葉にしてみたいと思います。

「詐欺」という検索候補が出てくる理由を、公式と外部の声から考える

検索候補に出てくる背景

検索エンジンに「ドリームポニー」と入力すると、候補に「詐欺」「怪しい」という言葉が出てきます。これは、その組み合わせで検索している人が一定数いるということです。検索候補に出るだけで事実かどうかは別ですが、不安を感じて調べている人がいるのは確かです。

では、なぜそうした検索が行われているのでしょうか。公式の発信と、外部の声を見比べてみました。

公式サイトや業界メディアに掲載されている情報を見ると、加盟者の成功事例が並んでいます。加盟6ヶ月目で売上585万円・利益61万円、売上687万円・利益69万円、加盟9ヶ月目で月利101万円。2025年には愛知県の男性が売上948万円で月利172万円、2026年1月には東京都の男性が売上1,860万円で月利238万円。数字はとても具体的です。

一方で、外部の声を見ると、まったく違う景色が見えてきます。

Yahoo知恵袋に集まっている声

Yahoo知恵袋には、ドリームポニーのフランチャイズに関する投稿がいくつも寄せられています。加盟を検討している人の相談もあれば、加盟した後に不安を感じて投稿している人もいます。

Yahoo知恵袋の2025年6月の投稿では、BUYUPというフランチャイズに加盟金と保証金を合わせて150万円を振り込む予定だという人が、「特殊詐欺だと思うか」と質問しています。契約書には目を通して納得したと書いてあるのですが、調べていくうちにネット上の詐欺の話を見て不安になったようです。

別の投稿では、「私もバイアップのバイマのフランチャイズ加盟しました。騙されたかもしれません。まず連絡も遅い。何も売れない。ものがなさすぎる。言われてた事とかけ離れすぎてる」という声があります。

2026年4月の投稿では、「物販plusというコンサルみたいなのを見つけました。無在庫物販ができるというバイマって言うサイトを使った在宅ワークみたいですが、誰か利用された方いますか?」という相談に対し、複数の回答者が「リスク高です」「ネット上では高額な初期費用や契約内容について注意喚起がなされています」「在宅ワークでもなんでもない」と答えています。

別の投稿では、「検索すると『ドリームポニー 詐欺』『ドリームポニー 怪しい』みたいなのも出てくるのでちょっと怖くなってます」と書かれています。質問者は「別に検索に出てくるだけで詐欺とは思ってませんが、安い契約でもなさそうなので。こういうのって何を確認してから契約すればいいんでしょうか」と問いかけています。

こうした投稿を見ていくと、成果が出ていない人、説明と違うと感じている人の声が集まっていることがわかります。公式の数字と、外部の声。同じ会社について語られているはずなのに、描かれている景色がまったく違います。

公式サイトの説明を読んで、引っかかったこと

売上の話はとても具体的なのに

公式サイトや業界メディアの掲載情報を読んでいて、わたしが引っかかったのは、説明の密度の違いでした。

売上や利益の話をしている部分は、とても具体的です。「加盟6ヶ月目で売上585万円、利益61万円」「2026年1月には売上1,860万円、月利238万円」。月ごとの数字、地域、性別、年代まで書かれています。340店以上の販促データ、200社以上のコンサル実績、月商1,000万円以上のBUYMAショップを累計50社以上輩出、という数字も並んでいます。

ただ、ページの下の方には小さく「一例であり、新規開業時の予測を示すものではございません」と書かれています。この注記が何を意味しているのか、最初は読み飛ばしてしまいそうになりました。でも、よく考えると、これは「この数字を期待して契約してはいけない」という意味なのではないでしょうか。

費用の説明が短くなる箇所

一方で、費用の話になると、説明が短くなります。

知恵袋には「加盟金と保証金を合わせて150万円」との記載があります。外部ブログには「Amazon無在庫物販の加盟金160万円」という被害報告もあります。ただ、公式サイトには具体的な金額の記載が見当たりません。資料請求制になっているため、金額を知るには問い合わせる必要があるようです。

費用の内訳についても、詳しい説明は見つけられませんでした。加盟金に何が含まれていて、何が含まれていないのか。契約後にどんな費用が発生するのか。読者から寄せられた情報では、月次ロイヤリティが5万円(6ヶ月無料キャンペーン終了後の7ヶ月目から発生)、BUYMAの販売手数料が約8%、提携買付チームへの手数料が1商品あたり1〜2万円程度とのことですが、この情報も公式には明示されていません。

売上の話はあれだけ具体的だったのに、費用の話になると急に情報が薄くなる。同じページの中で、これだけ説明の密度が違うのは、どうしてなのでしょう。

設立時期と実績の時系列

もう一つ気になったのは、時系列です。

株式会社DREAM PONYの設立は2024年4月11日です。ところが、2024年8月時点の広告には「開業8ヶ月の加盟者の月営業利益72万円」という記載がありました。設立から4ヶ月しか経っていない時点で、開業8ヶ月の加盟者がいるということは、設立前から事業を行っていたということでしょうか。それとも、前身となる別の事業の実績を引き継いでいるのでしょうか。

代表の一ノ瀬続輝氏は、2021年に別のFC本部の立ち上げに執行役員として参画し、店舗数を200店舗規模に拡大した経歴があると紹介されています。DREAM PONY設立前の実績が、今の事業の実績として掲載されている場合もあるのかもしれません。

ただ、その説明がどこにも書かれていないことが、わたしには引っかかりました。実績として掲載するなら、それがいつ、どの事業で出た数字なのかを示す必要があるのではないでしょうか。

外部ブログに掲載された被害報告から見えたこと

Amazonアカウント停止の事例

外部の検証ブログには、具体的な被害報告が掲載されています。

外部ブログのAmazon被害報告には、2026年5月にフランチャイズ窓口経由でドリームポニーに加盟し、Amazon無在庫物販を始めた人の体験が書かれています。加盟金は160万円。当初はBUYMAでの運用を希望していたそうですが、担当者からAmazonを勧められて変更したとのことです。

加盟から1ヶ月後の6月、この人のAmazonアカウントは停止されました。制限対象外商品の販売を理由に、です。運営側から「おすすめ出品商品URL」という案内があったそうですが、本人は一例だと受け止めていました。停止後に初めて「そのURL以外からの出品は不可」というルールを知らされたと書かれています。

復旧を相談したところ、「復旧は困難」と回答され、家族名義での新アカウント作成を促されたそうです。妻名義で新アカウントを作り、7月に出品を再開しました。

しかし8月、妻名義のアカウントも停止されました。1つ目のアカウントとの関連性を理由に、です。停止直前には、高額商品(15万円)の購入者から「転売が疑われる」として返品申請があったといいます。同社に相談したところ、「Amazonに電話して解決方法を聞くしかない」と回答されたとのことです。

Amazonからは「1つ目のアカウントを再開させない限り2つ目の再開は困難」と案内されたそうです。

規約違反を前提にした運用だったという指摘

この報告で最も重いのは、次の部分です。

報告者は、転売の疑いをかけられたことを機にAmazonのポリシーを確認したそうです。そこで、「ドロップシッピング(第三者が出品者に代わって購入者へ直接出荷すること)は、出品者が記録上の出品者であることが購入者に明確でない限り認められない」という規定を見つけました。

ドリームポニーがマニュアルやZoom会で指導していた「直送」の手法は、この規約に違反していたと報告者は書いています。仕入れ先から購入者へ直送する「無在庫転売」は、Amazonの規約上認められていない手法だったということです。

報告者は「アカウント停止リスク等の事前説明が一切なかった」「『おすすめリンク』という曖昧な名称で案内しており、他の加盟者も同様に誤認してZoom会で糾弾される事態が発生していた」「規約違反となる『直送』をマニュアル・手順として案内していた」と訴えています。

トラブル時のサポート体制

もう一つ気になったのは、トラブルが起きた後のサポート体制です。

報告者は、アカウントが停止されるたびに同社に相談したそうです。しかし、得られた回答は「復旧は困難」「Amazonに電話して解決方法を聞くしかない」というものでした。報告者は「トラブル発生時には一切のサポートを行わない姿勢」と書いています。

公式サイトには「専任SVによるサポート体制」「週1のミーティングサポート」という言葉が並んでいます。でも、このサポートは、うまくいっているときだけのサポートなのでしょうか。うまくいかなくなったとき、規約違反を指摘されたとき、本部はどこまで対応してくれるのでしょう。

報告者は「規約違反の手法を正常なノウハウとして販売し、高額な加盟金を徴収していた」として、不当契約の解除と加盟金返還を求めたいと書いています。

無在庫物販というビジネスモデルそのものに含まれるリスク

プラットフォームの規約とのズレ

ドリームポニーが展開しているのは、主に無在庫物販のフランチャイズです。受注してから仕入れるため、在庫を持たずに始められることが訴求されています。

ただ、無在庫物販を認めているプラットフォームは限られています。

BUYMAは、無在庫出品を公式に認めている数少ないプラットフォームです。ただし、禁止買付先リストがあり、違反した場合は出品資格停止になります。海外仕入れサイトの画像を無断使用した出品は著作権侵害のリスクがあり、キャンセル率や評価の低下はアカウント停止につながります。

一方、Amazonは無在庫転売を認めていません。先ほど紹介した外部ブログの被害報告にあったように、仕入れ先から購入者へ直送する手法は規約違反です。Qoo10も同様に、無在庫出品は規約上認められていないとの指摘があります。

ドリームポニーが展開するフランチャイズのうち、BUYMA以外(AutoQ、Amazon無在庫)は、プラットフォームの規約上認められていない手法を前提にしているのではないか。そうした指摘が、外部の声の中にはあります。

加盟者同士が競合する構造

もう一つ、無在庫物販のフランチャイズには構造的な問題があります。

同じFCに加盟した複数人が、同じ仕入れルートから同じ商品を、同じプラットフォームに出品する構造です。加盟者が増えるほど、加盟者同士の価格競争が発生しやすくなります。「独自の仕入れルート」という訴求は、加盟者数が増えることで差別化の機能を失っていきます。

知恵袋の回答者も、こう指摘しています。「そもそもECのフランチャイズって加盟店が増えれば増えるほど競合が増えて、個々の店舗が儲からなくなるので事業として破綻してませんか?飲食など実店舗のFCは場所、人の管理が本部でやるより他人に任せたほうが効率が良いからFCなのであって、オンラインでしかも自動でできるならFCじゃなく1社独占でやった方が儲かるのでは」。

この指摘は、無在庫物販FCというビジネスモデルそのものへの疑問です。加盟者を増やすほど本部は儲かりますが、加盟者一人ひとりの利益は減っていくという構造。そこに気づいたとき、成功事例として掲載されている数字の意味も、少し違って見えてくるのではないでしょうか。

手残りと売上の距離

公式が示す数字と、実際の手残りの距離も、考えておく必要があります。

「売上1,860万円、月利238万円」という数字を見ると、とても大きく感じます。でも、この売上から何が差し引かれて手元に残るのか、説明はされていません。

読者から寄せられた情報では、販売手数料(BUYMA約8%)、買付チームへの手数料(1商品あたり1〜2万円程度)、7ヶ月目以降のロイヤリティ(月5万円)が差し引かれるとのことです。為替変動により仕入れ時点で利益が想定を下回ることもあります。無在庫販売には、受注後の在庫切れリスクもあります。

売上の数字だけを見て判断すると、契約後に「思っていたより手元に残らない」という結果になることがあるのではないでしょうか。

元執行役員を名乗る人物の投稿について

Yahoo知恵袋には、元執行役員を名乗る人物からの投稿もあります。

2025年8月の投稿には、こう書かれています。「私は以前、株式会社DREAMPONYという企業で執行役員として働いておりました。その中でフランチャイズの在り方や会社経営の部分(主に営業時のアプローチ)について疑義や不信感を抱き、退職いたしました。その後会社からは支払われるはずのインセンティブや給料も未払いとなっている状況です」。

投稿者は、他の方々で被害に合われた方や、営業時の齟齬でお悩みの方がいらっしゃった場合は情報をいただけないかと呼びかけています。

補足として、次の記載があります。「DREAM PONYが運営しているフランチャイズはBuyUp(旧BuyLink)、ミギウデシステム、AutoQ。基本的には無在庫物販のFCを展開しているが、BUYMA以外は無在庫出品が規約上認められていないためアカウント凍結やアカウント申請が通らないケースもあるようです」。

この投稿が事実かどうか、わたしには確かめる手段がありません。ただ、この人が指摘している「BUYMA以外は無在庫出品が規約上認められていない」という部分は、先ほど見た外部ブログの被害報告と重なっています。

回答の一つには「それって、あなたも訴求されるってわかっていってます?」という指摘もあります。内部の人間だった以上、あなた自身も営業や運営に関わっていたのではないか、という問いかけです。

この投稿をどう受け止めるかは、読んだ人それぞれの判断になります。ただ、未払いという言葉、営業時のアプローチへの疑義という言葉、規約違反という指摘。それらが、外部の声と重なって見えることは、記録しておきたいと思いました。

擁護する記事も存在することについて

一方で、ドリームポニーを推奨する記事も存在します。

外部のビジネス解説サイトには、「ブランド物販plusは詐欺とは無縁の地に足の着いたビジネスモデル」と結論づけている記事があります。別のサイトには「正しく捉えて継続しているユーザーはほぼ例外なく結果を出している」という記載もあります。サービス紹介メディアには「4ヶ月目から月5万円前後の利益」「週1のミーティングサポートが手厚い」といったポジティブな加盟者の声が掲載されています。

これらの記事は、公式サイトと同じ実績数字を引用し、外部の懸念には触れていない傾向があります。記事の性質がPR記事なのか、独自取材に基づくものなのかは、読む側には判断しにくいところです。

ただ、こうした擁護記事があることも事実です。一方だけを見て判断するのではなく、両方の声があることを知った上で、自分で考える必要があるのだと思います。

契約の前に、わたしが確認したいこと

説明されていない部分を言葉にする

ここまで、公式の説明と外部の声を並べて見てきました。

わたしが引っかかったのは、説明されていない部分でした。

売上の話はとても具体的なのに、費用の内訳や契約後に発生するコストの詳細は書かれていません。プラットフォームの規約とのズレについても、リスクとして説明されているのを見つけられませんでした。加盟者同士が競合する構造についても、触れられていません。

成功事例は並んでいますが、うまくいかなかった人の声はどこにも載っていません。「一例であり、新規開業時の予測を示すものではございません」という注記が何を意味しているのか、最初から説明されているわけではありません。

契約の前に、これらの「説明されていない部分」を言葉にして、本部に確認することが必要なのだと思います。

どんな費用が、いつ、いくら発生するのか。プラットフォームの規約違反のリスクはないのか。アカウントが停止されたとき、本部はどこまで対応してくれるのか。契約書に「売れることは保証しない」という条項があるのか。売上予測は本部として示せるのか。

これらの質問に対する答えが曖昧なら、契約はまだ早いのではないでしょうか。

うまくいかなかった人の声をどう受け止めるか

成果が出なかった人もいます。

知恵袋や外部ブログに集まっている声は、決して少なくありません。「言われてた事とかけ離れすぎてる」「何も売れない」「アカウントが停止された」「サポートしてもらえなかった」。そうした声に、どう向き合うのか。

それは決して怠けていたのではなく、決める前に渡されていた情報が足りなかった場合もあるのではないでしょうか。プラットフォームの規約については説明されなかった、費用の内訳は聞かれるまで教えてもらえなかった、トラブルが起きたときの対応は契約書を読むまでわからなかった。そうした声が、外部には集まっています。

うまくいった人の声だけを見て決めるのではなく、うまくいかなかった人の声にも耳を傾けること。その声の中に、自分が聞いておくべき質問のヒントがあるのではないかと、わたしは思います。

答えを出すのは読者自身

ドリームポニーのフランチャイズは、詐欺なのでしょうか。

わたしには、その言葉で結論を出すことはできません。法律に違反しているかどうかは、専門家が判断することです。ただ、公式の説明と外部の声を並べて見たとき、説明されていない部分があまりに多いことは確かです。

大切なのは、いま自分の手元にある情報だけで決めようとしないことなのかもしれません。足りない情報が何かを、契約の前に言葉にしてみること。わからないことを、わからないまま進めないこと。

成功事例の数字は魅力的に見えます。でも、その数字を出した人がどんな説明を受けて、どんなリスクを知らされて、どんなサポートを受けていたのか。それは、あなた自身が確認しなければわかりません。

契約書に目を通して納得したと思っても、規約違反のリスクや費用の全体像、トラブル時の対応については書かれていないこともあります。書かれていないことを、口頭で確認する。その回答が曖昧なら、立ち止まる。

わたしはそこから始めたいと思います。あなたはどう思いますか。

参考記事

背景や周辺の情報については、以下の記事で詳しく扱っています。

フランチャイズ事業の検証記事

アカウント管理と規約上の責任の所在から継続性を確認します。

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